大規模災害時に外国人観光客や障がい者の安全な避難を可能に!
2019年1月17日、TOA株式会社は、1月21日に東京都町田市で行われる「東京都・町田市合同帰宅困難者対策訓練」において、「放送設備とデジタルサイネージを連携させたシステム」(以下、同システム)を使用した実証実験を実施すると発表しました。
近年、大きな被害をもたらす自然災害が頻繁に発生している状況において、訪日観光客や外国人居住者、高齢者、障がい者など、非常時に必要な情報から取り残されがちな人々に情報を迅速かつ確実に届け、避難行動につなげる必要性が高まっています。

実証実験の概要
東京都・町田市合同帰宅困難者対策訓練は、多摩直下地震により、町田駅周辺に外国人観光客を含む多数の帰宅困難者が発生したとの想定で、2019年1月21日(月)午後1時30分~午後3時30分頃まで、町田駅周辺および芝生広場「町田シバヒロ」において実施されます。
主催は東京都、町田市、および町田駅周辺帰宅困難者対策協議会で、行政機関、駅、商業施設や公共施設の管理者などが連携し、混乱の防止や安全確保に努めます。
同システムは、放送設備や遠隔監視放送システムとデジタルサイネージを連携させ、音声信号にID信号を埋め込んで、デジタルサイネージに映し出す情報を発信し、スピーカーケーブルを映像配信端末に直接接続して伝送することで、音声放送に連動した画像や文字情報などを表示します。
実証実験では、訓練開始前に災害時における混乱の防止や安全確保のための一斉帰宅抑制の呼び掛けをデジタルサイネージに表示します。
その後、大規模災害発生を想定して、緊急地震速報や災害時の公共交通機関の停止情報、一時滞在施設の開設といった情報に切り替えて、日本語と英語による音声放送・文字表示で発信し、帰宅困難者の避難誘導ツールとしての効果を調査します。
(画像はプレスリリースより)
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▼外部リンク
TOA ニュースリリース
https://www.toa.co.jp/news/2019/190117.htm
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